隠岐松葉ガニ

日本海山陰海域で獲られる雄のズワイガニの総称「松葉ガニ」。中でも隠岐島沖で「カニ篭漁法」という独特な漁法によって獲られたカニを「隠岐松葉ガニ」と呼んでいます。国内で流通しているズワイガニはロシア、北朝鮮、北海道産が一般的ですが、育った海域や餌によってその味は大きく異なります。隠岐島海域は魚介類の生育に最適な海流・水質をあわせ持ち、さらに餌も豊富なため、日本周辺でもNo.1漁場として知られ、そこで獲れる「隠岐松葉ガニ」は姿形が良く、繊細かつ濃厚な甘さ、深い味わいで最も高級なズワイガニと評価されているのです。

カニ篭漁法とは
カニを誘い寄せるための餌となるサバなどを入れたいくつもの篭をロープにつけ水深200～400ｍの海底に沈め、翌日以降に引き揚げる漁法です。篭には雌のズワイガニや規格外の小さな松葉ガニ、水ガニ（1月下旬解禁の脱皮して間もない松葉ガニ）なども入りますが、カニ篭漁では水揚げ後このようなカニを直ちに海へ返すことで隠岐のズワイガニ資源を保護しながら有効に利用しています。こうして漁獲された隠岐松葉ガニは傷みが少なく、鮮度、姿が抜群で、まさに極上の一品です。

こだわりの認定タグ付き！
漁業協同組合JFしまねでは、隠岐島沖の海域でカニ篭漁によって獲られた、サイズ、鮮度、品質ともに優れた雄のズワイガニを「隠岐松葉ガニ」としてブランド化し、水揚げした漁協支部名と船名を記したタグを付けて出荷しています。当店では、このタグのついた隠岐松葉ガニも多く取り扱っています。